息子  ♯36 2007.11.19

 先日、大学生の息子からメールで「今日遅くなるけど、帰って泊まる」というメールが届きました。(息子は美大生で八王子に下宿しています。)むむ、また何かねだられるのでは、などと何か魂胆が有るのではと構えてしまった母です。つい「何の目的で帰って来るの?」みたいな返信をしてしまいました。
 しかし、よくよく聞いてみるとプロジェクトが一段落したので、母が(家族が)自分に会いたいかなと思って、親孝行のつもりで時間を作って帰ろうと思ったらしいのです・・・。先入観で失礼なメールをしてしまった母でした。反省。
 ずっと、いつも帰ってくるタイミングが急で、私の仕事の都合と合わず、ゆっくり一緒に過ごすことができない日々でした。手料理すら作ってあげられずじまい。夫に任せて仕事に出かける日々ばかりでした。
 しかし今回は休みの日に当たったので久しぶりに息子のリクエストに答えて、私の手作りの肉うどんや、ほうれんそうとベーコンのパスタ(麺類が好きなのです)を作りました。「こういうのが食べたかったんだよね」と言って、200g近いパスタ(普通は一人前90g前後)をたいらげる息子を前に、なんとも言えない気持ちでそれを見ていた私です。
 私は過干渉の母に育てられました。だからある意味、距離を取ることの意味をとても感じていました。子供を育てるには、放っておくことも大切なことなのです。でも、そんな中で愛されていると感じさせてあげることができれば、それでほぼOKなのですよ、というのが私の持論です。
 つい久しぶりに会うと口うるさくなって、叱り口調になってしまう母でしたが、いけないな〜と思い、メールしました。「母は口べたなので、つい口うるさくなっちゃったけど、あなたのことは信頼してるし、いい子だと思ってるし大好きだよ。」と。返信は「知ってます。ちょっと照れてるでしょ。」ということでした。 息子の方が一枚上手かもしれません。

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