残暑お見舞い申し上げます ♯53 2008.8.1
8月に入りました。夏も後半ですね。
7月は京都の祇園祭の宵山に一泊で行って参りました。今年前半は、論文や腰痛やらでずっと引き蘢っていましたが、7月からは祇園祭の他にも、友人と食事に行ったり、友人宅にお呼ばれしたりということも楽しんでいます。
わがオープンハーツも、6月で8周年を迎え、私も7月の末にひとつ年を重ねました。
現象面というより感情や意識・無意識の面で、急激に大きな変容が次々と訪れ続けているように感じる2008年ですが、皆さんはいかがでしょうか。店も私自身も誕生日という節目やマヤ歴の新年を迎え、改めてその核になるものを再び意識せざるをえない日常のひとコマひとコマを過ごしています。
オープンハーツという店を通して私が提供したいことについて改めてここに書いてみたいと思います・・・もしかしたらお客様が期待しているものとは少し違うかもしれません。それは簡潔に言ってしまえば「スペース」です。自分を縛り付けている時間と場所から自由になることとも言えるかもしれません。それは逃避という意味ではなく、日常に違う視点をもたらすということ。お客様によく言っていただくのは「気持ちいい空間ですね」「なにか空気感が違います」「ここに来るとほっとします」という感想ですが、私が提供したいと思っていることがこれです。この感覚から自己同一性から離れるーつまり、自分がはまり込んでいる問題に距離を置き、客観性をもたらすーということが起こりうるのです。それは、これしかない!と思っていた選択肢が実はたくさんあることや、深刻な問題だと思っていたことが実はそうでもなかったという視点の変化です。あるいは自分が本当は何を望んでいるのかということに気づくことでもあるかもしれません。忙しすぎる人、考えすぎる人、おしゃべりが止まらない人に、自分に戻れる静けさを思い出してもらえたら、答えは自分の中にあるということに気づくのにそう時間はかからないでしょう。そしてさらに葛藤を経験し葛藤の中で自己同一性から離れられたなら、自分の人生を生きるということに対して、覚悟をするしかないということにも気づいていくことになるでしょう。暑い夏、私たち日本人の持つ「間」という文化、スペースのもたらす意味を感じてみるにはいい季節かもしれません。
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