ゆく年  ♯62 2008.12.15

 2008年もいよいよ残りわずかになりました。このコラムに前も書きましたが、またシツコク書きます、今年はいつにも増してすごいスピードで時間が過ぎたように感じます!ともかく早かった、あっという間に年末です。思い返すといろいろなことをしましたし、内側にもいろいろな変化がありました。決して中身が無く過ぎ去ったわけではないのですが、スピードアップしているぞ、とは多分皆さんも感じているのではないでしょうか。
 それにしても13日の満月、すごかったです。体はだるくてパンパンにむくんで、どうしようもない感じ。気持ちもざわついて落ち着かず身の置き所が定まらないような「もうちょっと、もうちょっとだから!」と言いたくなるような蛇の生殺し状態。(意味、わかりませんね)ようやく今日あたりから沈静化していく兆しを感じます。
 自分のことだけではなく周りを含めて一年を振り返って思うのは、潜在的にあったものが顕在化した一年だったなぁということです。なんとか今まで丸く納めて来られたものがそうはいかなくなったり、自分が気づかずにいた本当の気持ちを自覚できたり、迷っていたことに対する自分自身の答えが出たり等々・・・。多くの人たちが建前や人の評価からは勿論のこと、自分自身の思い込みからも自由になって、意識的に自分のホンネのホンネの価値基準でひとつひとつの選択をして生きていく文脈に入っているのだなと思うのです。ですからある面では、これまでの秩序が崩壊して『どうなっちゃうんだろう』と不安になる要素や変に思うことも多々あるのですが、崩壊と再生はこの世の理ですから、必ずや新たな、今より、より進化した人々の意識にフィットした秩序が出来上がる時が来るはずですよね。経済なども含めて今はまだ混沌としていますが、漠然と希望を感じているのは私だけではないはず。絶対に良くなる、もっと自由に、もっと楽しく、もっと豊かに健康に、もっと幸せになる、そう思えてならないのです。
 私にとっての2008年は、この十数年来、心の奥底でただひとつ願って取り組んできたことがようやく満足のいく形になった一年とも言えます。先ほども書いたように、表層的な『豊かになりたい』とか『痩せてきれいになりたい』とか、そういったことではなく、私にとってのもっと根源的な唯一の願望、自分を大切にし、自分自身でいられるようになりたいという願いは、ホントにもう切実でした。祈りとも言えるような気持ちだったと思います。ギリギリの土俵際でした。自分や周りの積み上げてきたパターンや自己欺瞞に、もうガマンできなかったし、嫌だったのです!ともかく新しく始めたかった。辛すぎてあきらめようと何度も思ったけれど、自分の中の純粋さがどうしてもそれを許さなかった。妥協をしようとしても、もっともっとと深いところから求める気持ちがあって。押し殺しても、見て見ぬ振りをしても、逃げても逃げても追いかけてくる。勿論途中では妥協せざるを得ない時期や事もたくさんあったのですよ。けれど自分が望む到達地点だけは妥協できなかった。わがままなのかと悩み、人からはそしられても、もっと正直に自由になりたかった。欲張るとかそういうことでは決してないのです。周りの人に理解されたくて、一生懸命説明しましたが叶わなかった。どこが到達地点かは自分しかわからないのですよね。しかし今は本気で願えば必ず手に入るということも感じています。労せずして手に入る物もありますが、そうとばかりはいかない。引き換えに手放さなければ得られない物もあるのです。人の評価や自分の思い込み、ポジションなどなど。それは恐怖や、等身大の許せないと思っているだめだめな自分の実像と向き合うチャレンジでもあります。コワイですよね。イヤですよね。でもでも、それを乗り越えて深みにダイブする勇気を持って、と言いたい。人一倍弱虫の私が言うのもナンですが。そのための準備をする時期が誰にも必要ではあると思います。その期間はひとそれぞれ。でも時が来たら、きっとできるはず。「こんなの、もう絶対、絶対、ゼェ〜ッタイヤダッ!!!!」って思うはずですから。(私も昔ちゃぶ台ひっくり返しましたよ)
 ぐだぐだ書きましたが結局のところ、私にとっての2008年を一言で言うと『ようやく本当の自分らしく生きていく下地が整ってスタート地点に立つ準備ができた』そんな一年でした。
 2009年は果たしてどんな年になるのでしょう。皆さんはどんな一年にしたいですか?現実的な抱負もいいけれど、固定概念を払い、正直になって自分の深みから聞こえてくる魂からの願い、祈りに静かに耳を傾けて受け取ったものは、きっとよりソリッドで力強く、ゆるがないものなのではないでしょうか。

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